古い着物の処分

流行りやデザインにより着なくなった着物や、先祖から受け継いだ着物は、想い出があり捨てるには抵抗がありますよね。

でも、一度でも袖を通した着物は、何十年もタンスにしまっておくとキレイに仕舞ったつもりでもシミがポツとあったり、使うかわからない着物を染めなおすのもどうかと思います。

洋服なら捨てるというのが一般的ですが、着物は、捨てる以外にも売却するという手段があるのをご存知ですか。

もちろん住んでいる自治体の決まりにしたがって、捨ててしまうのが一番簡単ではありますが、思い出のつまった着物、ゴミにしてしまうのはちょっともったいないですよね。

今回は着物の処分の仕方についてご紹介します。

まずは、一般的な対処方法です。

着物の処分方法

質屋で売る

質屋で着物が売れるかどうかですが、これはお店によって異なります。

仮に買取りが可能であっても、着物の取り扱いを専門としているわけではないので、あまり金額を期待することはできません。

質屋さんは、買った品物をそのお店で売るのが基本。

でも、中古の着物をほしがる人がその地域にいるとも限りません。

他の人が買ってくれるかわからない着物は、質屋さんといえども買えないのです。

リサイクルショップで売る

リサイクルショップでの売却も質屋と同様に買い取っても、売れるかわからない着物は、高額な買い取り金額を提示出来ないケースが多いんですね。
婚礼3点セットで、数百円なんてケースもありますよ。

オークションで売る

パソコンやスマートフォンを持っていれば、自分で出品して買取り相手を探すことができます。

売値を自分で決めることができるのが最大のメリットで、納得のいく価格で売却可能です。

しかし商品の使用感や手触りなどを画像で判断するのは難しいので、トラブルにならないためにも説明をしっかりと書くなどして慎重に対応することが必要です。

また商品発送までを自身で行うので手間がかかります。

また、売った相手に自分の住所がわかるのは、なんとなく嫌ですよね。

リメイクする

仕立てられた着物をほどくと一枚の布に戻るので、着物はリメイクするのに適した素材です。

ハサミで縫い糸を切るだけで簡単にほどくことができます。

その後布地を洗えばリメイク可能ですが、自分で洗うのが不安な方は、着物の状態でクリーニング屋さんなどの専門店に相談するのがオススメです。

間違った洗い方をすると、縮んだり色落ちしたりする原因となるのでご注意ください。

リメイクショップなどでプロに依頼すれば、ドレスやワンピース、バックなどにリメイクすることができます。

端切れもアクセサリーやコースターなどさまざまな小物に変身させることが可能です。

でも、洋裁が好きな方にはオススメですが、時間が無い忙しい方は、リユースするのは手間でしょう。

お好きな方に寄付するとよいかもしれませんね。

着物買取り専門店で売る

着物買取り専門店であれば専門の査定士がいるので、着物の価値をしっかりと査定してもらえます。

また着物だけでなく帯や帯留め、帯締めなどの小物類も一緒に買取り可能なところが多いのも嬉しいポイントです。

着物買取専門店は、全国に販売網があります。

あなたの地域で買い取った着物を、京都など中古着物のニーズのある地域で販売できるんですね。

中古の着物も外国人向けのレンタルなどで需要が高いようですよ。

販売できる見込みがあるので、買取金額も高く提示できるんですね。

着物買取専門店が近くに無いという方もご安心ください。

着物買取専門店は、

●店頭買取
●出張買取
●宅配買取

のタイプがありますが、全国規模でビジネスをしている着物買取専門会社は、どの買取スタイルも対応しているようです。

オススメ着物買取専門会社

私が利用して対応が良かった着物買取専門会社をご紹介します。

BUYSELL(バイセル)

以前は、スピード買取という名称でして、そのころからのお付き合いです。
電話して、すぐに専門の査定員が自宅にきて査定してくれます。

親戚の着物を売ってあげたときも、親戚の叔母が喜んでいました。

福ちゃん

福ちゃんも老舗の着物買取専門会社です。

対応も丁寧で着物を処分する際には、声をかけています。

どうして2社を使っているかというと、両方で相見積もりをとっているからです。

自分の着物なら早く処分したいところですが、親戚の着物の売却を手伝ったので
相見積もりにしました。

複数で比べると値段は高くなりますね。

感じのよい方を後にして、値段が折り合えばそこで買い取ってもらっています。

宅配買取も手軽で便利です。

値段が安かった場合、返却の送料は私の負担だったんで、それからは、急がない限り、訪問買取でお願いしていますね。

着物の種類によって違う処分の仕方

一言で着物と言っても着物にはさまざまな種類があります。

それぞれに適した処分の仕方をご紹介します。

七五三用着物

七五三の着物は、着物の中でも流通量が少なく高価なものが多いので、買取りに出すと比較的高値で買い取ってもらえますよ。

デザインの流行もあるので、売却を考えるなら早めに対処するのがオススメです。

喪服

喪服は葬儀や法事などで着る礼服なので、黒や薄墨です。

最近ではワンピースやダークスーツを着用する方が増えて、喪服着物を着る人は減少傾向にあり、中古着物を買う人があまり多くない状況のようです。

訪問着などに比べて、葬儀や法事以外には使用できないことから着る機会が少ないのが現状で、買取金額は低い傾向にあります。

着物の買取り業者でも喪服の買取りはしていないところも多いので、売却の際は喪服が買取り可能か事前に買取り業者に確認をしたほうがいいでしょう。

婚礼衣装

白無垢や打掛などの婚礼衣装は人気で、とても高額で売却できます。

着る機会が少ないので、タンスや押し入れにしまったままになる可能性が高いですが、湿気の影響でダメージを受けやすいので、虫干しなどのお手入れが高値売却には必須です。

着物買取りの査定額には着物の保存状態がもちろん影響しますので、一日でも早く状態がキレイなうちに買取してもらうのがオススメですね。

紋付の着物

家紋の入っている紋付の着物は売りづらい着物ですね。

家紋はそれぞれの家で違うので、紋付の着物は売れないと思いますが、売却は可能です。

現在は、昔ほど家紋が重要な役割を果たす場面も少なくなっていますし、自分の家紋を知らない人も多いのが実情です。

男性用の着物が中心ですし、家紋は後から加工することもできるので、紋付の着物も紋が入っていない着物と同じように売却できますよ。

どのような着物が高く売れるのかのマメ知識

最後にどのような着物が高く売れるのかご紹介します。

着物の生地は正絹が一番高く売れます。

また麻も比較的高いですが、ウールやポリエステルなど化繊の着物は買取り価格が低くなりがちです。

着物の大きさは、大きい方が買取り価格は高くなる傾向にあります。

大きい方が仕立てなおすことで多くの人が着られることになるからです。

高く売るのに大事なのが保存状態です。

シミや傷み、汚れなどがあると、どうしても買取り価格は下がります。

逆にしつけ糸が付いている未使用の状態のものは高くなります。

他には有名な産地のものや、人間国宝や有名な作家の着物は高く買取ってもらえる可能性が高いですし、素材が珍しいものなどは思わぬ価格が提示されるかもしれません。

ただしそれらのものでも、証紙があるかないかで買取り価格が大幅に違ってきます。

その着物に価値があることを客観的に証明するためにも、証紙は、きちんと保管しておくことが大切です。

着物は欲しい人の手に渡ったり、リメイクされたりして、また新たに生まれ変わることができます。

自宅で着なくなった着物を眠らせている方は有効活用できるようにぜひご一考ください。